りんごジュースなどのジュースを製造している豊野工場に勤務しており、私はそこで「充填」を担当しています。充填は果汁をしぼる「搾汁」の次の工程で、しぼった果汁を調整して瓶や缶、ドラムなどの容器に詰めて製品にする作業のことです。作業工程のほとんどが自動化されていますので、オペレーターのような立場ですね。
寿高原食品への入社を決めたポイントは、地元信州の素材を生かしたものづくりができるところに魅力を感じたからです。大学では食品科学という学科で学んでいましたが、専門は水産だったので農産加工はまったく経験のない分野だったんです。
最初はわからないことばかりでしたが、先輩社員の方々が丁寧に教えてくれますし、こちらの話もしっかりと聞いてくれるので、経験のない人でもすぐに業務に馴染めると思います。ただ、周囲を見ていて思うのは、学ぶ意欲のある人ほどスムーズに仕事に取り組んでいるということです。寿高原食品は、自分から進んで仕事を覚えようとする気持ちのある人なら誰でもなじめる会社だと思います。
自分が先輩たちに育ててもらったように、私も新人を育てていけるような先輩になりたいと思っています。自分から進んでいろいろなこと覚えよう、チャレンジしようという気持ちのある人の応募、お待ちしています。
本社工場で作られた製品の検査を担当しています。製品の糖度やpH、耐熱性などが規格値以内に入っているかを分析しているほか、工場内の衛生管理や機器の点検も私たち生産管理課の仕事なんです。拭き取り検査といって、工場内のいろいろな場所で拭き取った汚れを分析して数値化したり、製造現場などで使用している機器、例えば温度計が正確に温度を計測できているのか、そういうことをチェックするんです。
実験器具を使って検査をするのが大好きだったので、いまの仕事は天職ですね。予想していた通りの分析結果が出たときのうれしさはわかる人にはわかると思います(笑)。
扱っている製品数が多く、オーダーメイドで開発している製品もたくさんあるので、日々新しい発見があって楽しいです。「味」はある程度数値化できますが、「香り」のように数値化しにくい要素もありますし、また、数値がよくても状態が前と違えばクレームになることもあります。数値だけでは判断できない部分があるのが難しいところですね。
いまだにわからないことにぶつかることも多いのですが、何のための分析なのかをしっかり考えながら仕事をしています。向上心があって、自習や勉強が好きな人に向いている仕事だと思います。